2011年7月7日木曜日

PC隊員による中南米ネットワークを作りたいだけなのに

青年海外協力隊には広域研修制度というのがあります。
近隣諸国の同職種のボランティアが集まって研修を行い、その場所に適した
技術力を高めようというのが狙いです。

例えば、私であれば、ボリビア、チリ、パラグアイ、エクアドル、コロンビア
のどこかを主催国にして、それらの国に派遣されているPC隊員を集め
ハードウェアやソフトウェアに関する研修を行うことになります。

この研修制度、アフリカでは毎年使われているようで、クロスロードにも
その様子が載っていました。我が21年度4次隊からも参加者が数名いたので、
いいなー、と思いながら雑誌を眺めていました。

中南米ではPC隊員の広域研修は行われていません。ならばやってみようと
どうやって開催するのか調べてみました。

開催するに当たって、その意義を述べます。まぁ、それぞれの国に存在する
共通の問題点などを書くわけですが、各国の事情ってそれぞれの国に派遣
されている人しかわかりません。

21年度4次隊、中南米PC隊員は・・・1人だけ。

他国の情報なんて収集しようがありません。ならば、他の隊次を探すしかない。
他の隊次?どうやって?ここで大きく障害となるのが、隊次の壁。
他国の異なる隊次との連絡は取りようがないのです。

頼るのはJICAしかないわけだけれども、JICAは窓口をつくってくれたりはしません。
「中南米隊員と連絡取りたいんですけど、隊員リストくれませんか?」と
相談したところ、「各国事務所にメール送ってあげるから、自己紹介文書いて」
と言われ、各国隊員からの返信を待つことに。

隊員というのは気まぐれです。通信事情も相まって、返信が数週間後だったり
きっと返信を送ってくれない隊員もいるだろうし、しっかりとしたリストを
作るにはこのアプローチは弱い。でも、他に手段が無いので仕方がない。
JICAよ!中南米ネットワークぐらい作らせてくれよ!と心底思います。

元々中南米に人数が少ないのか、返信が来ないだけなのか、全部合わせて
国数5の総勢10人ぐらいで、どうしようもない雰囲気が漂う。

せめてPC隊員がどこに何人ぐらい派遣されているのかぐらい知らないと
全体のイメージが出来ないのだけれど、そんな事もJICAからは教えてもらえない。
すごく非協力的です。とても残念。

今出来ること、それはとりあえず返信を出してくれた人たちとの
連絡を途絶えさせない。そして、その人達が相互に連絡を取り合える
ネットワークを作る事ぐらい。本当に小さなネットワークではあるけれど、
将来に向けてやらないよりマシですね。

問題は新隊員の勧誘。JICAが協力的でない以上、自分で探すしか無い。
23年度2次隊については運良く技術補完研修中の隊員ブログを見つけたので、
中南米隊員と連絡が取れたが、毎回こんな面倒臭い事はできない。

技術補完研修先のウチダ人材開発の講師にでも協力を仰ぐべきなのかな。
でも、将来ずっとここの会社が請け負う訳でもないだろうし。
ああ、悩ましい。

JICAが手伝ってくれればどれだけ楽だろうか。
ただ、中南米PC隊員と連絡が取りたいだけなのに。

2 件のコメント:

  1. ジャマイカ22-1の石塚です。先日メールを送らせていただきました。遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

    こちらでもJICA事務所はすぐ個人情報云々と言い出しますので、隊員と事務所や隊員間のコミュニケーションや情報共有が常に不足しています。

    その後、各国からの返信はどの程度ありましたでしょうか?ちなみに私のほうで、PC隊員ではないものの連絡が取れそうな同期や知り合いがいる中南米の国は、以下のような感じです。

    セントルシア、ドミニカ国、ドミ共、パナマ、ニカラグア、ベリーズ、ベネズエラ、コロンビア、パラグアイ

    もしJICA経由では連絡が取れていなくて、またそちらから直接コンタクトを取ることが難しい国がありましたら、こちらで問い合せてみますのでおっしゃってください。

    返信削除
  2. ども、メールにて返信しました。

    返信削除