2011年6月14日火曜日

任地変更

もう何人目だろう?また一人任地変更をすることになった。

職場の不安定さによりカウンターパート(CP)が交代、その後
CPはあまりボランティアに関心が無く、仕事が無い状態が続いた。

任地変更はJICAや職場の都合の場合、例えば所属先が消滅とか、
ボランティアの派遣を突然中止した時などはJICAが任地変更先を
探してきてくれる。しかし、自分から申し出た場合は自分で
変更先を探す必要がある。

今回の人は同期の力を借りて変更先を自分で探してきた。
日本で就職先を探すようなものだが、ボランティアの場合は
青年海外協力隊の仕組みについてある程度理解を示してくれる
職場でないといけない。そのため必然的に変更先を探す際には
他のボランティアのつてを使うことになる。

任地を変更する理由は様々だ。私が知っている限りでは
1人目: ボリビア人とボリビア在住日本人の政治論争に巻き込まれ危険を感じた
2人目: ラパスの3700mの高地に馴染めず体調不良
3人目: 安全な住居が見つからなかった
4人目と5人目: JICAが援助を辞めた
6人目: 職場が無くなった
7人目: 今回の人
その他検討中の人が2人いる

2年しか無い活動の中で任地を変更するのは勇気がいる。
できれば同じ場所でやり遂げたいと思うのが普通だろう。
職場に慣れるまでにどうしても2-3ヶ月はかかる。
活動先を自分で探すには、これもまた1-3ヶ月かかる
場所が離れていれば移動のためのお金もかかる。

2回目の任地変更なんて考えたくないので、2ヶ所目での活動が
上手くいかなかったらと思うと、1回目の任地変更も億劫になる。
真面目な人であればあるほど、任地を変更するのは精神的につらい。

KTC(駒ヶ根訓練所)での2ヶ月の研修期間では任地変更の話題は一切
出てこなかった。そういった事ができる事自体知らなかった。
しかし、これほどボランティアに活動的にも、精神的にも影響を
及ぼす事象に関してはある程度知らせておいたほうが良いと思う。

私は幸いなことに任地変更をせず残り9ヶ月を過ごせそうである。

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