2011年6月29日水曜日

嘘をつく隊員、収入はおいくら?

ボランティアをしていてよく聞かれる質問、それは。。。

「給料いくら?」

途上国の人にとって、ボランティアで来ている我々が、どのように
生活しているのか知りたいところだ。ボランティアで来ているが
生活するのにはお金がいる、それは誰が出しているのか、いくら
出しているのか、興味があるようだ。

私は現在現地生活費として365ドルを毎月受け取っている。
それに加えて、住居費を230ドル受け取っている。
合計すると、日本円にして約5万円だ。

ラパスの平均収入が約200ドルと言われる中で、ボランティアとして
生活するお金として受け取るのが600ドルというのは隠しておきたい
事実である。私の職場はまだ高収入の部類なので、それほどでも
ないのだが、村落など、村で生活している人にとっては、相当の
収入格差になる。ラパス市内の先生などと比べても相当多い。

たくさんの隊員は自分がいくら貰っているのか正確には伝えない。
変な誤解を生んだりするのが怖いからである。積立金の事など
もってのほかである。

「こちらで生活するには十分のお金を日本政府から貰っている」
「毎月変わるのでよくわからない」
「収入は無い」

などと言ってごまかす。

でも、彼らはなんとなく分かっている。隊員たちがお金を持ってる事を。
メキシコ、アルゼンチン、チリ、そして国内のあちこちに苦も無く
1週間、2週間の旅をしている我々を見て。1食500円以上するお店に
気兼ねなく入れる我々を見て。

嘘はつかざるをえない、しかし、その度にどこか心にズキッとくる。

0 件のコメント:

コメントを投稿