2011年12月20日火曜日

協力隊は現職参加がお勧め

協力隊隊員の中で大きな違い、それは現職参加であるかどうか。

活動期間が残り3ヶ月ほどになると、多くの隊員は帰国後の事を心配し始める。
日本に帰ってからの生活について、主に進路について。協力隊OBの就職先が
あまり無く、帰国後フリーターや引きこもりになるケースがよくあると聞く。

帰国後直ぐの行動は人によって違い、国内積立金が200万近く貯まっていることから、
数ヶ月ゆっくりする事を選んだり、積立金が少しでも目減りするのを嫌い、
次の日から就職活動したりする。私の場合は、旅をするか、きっと後者になる。
36歳で貯金200万じゃ。。。ね。早く支える人でも見つけないと、だらだら(生)行きそう。。。

こういった煩わしい心配をしなくていいのが現職参加。帰国後の進路は元の会社や学校。
任国に居る間、多少の会社への配慮が必要になるだろうが、戻る場所がある安心感は最強。
まぁ、任国での活動で、新たにやりたい事が見つかってしまった人には、相当の足かせの
制度になってしまうが、そんなことはほとんど無いと思う。

JICAとしても大量の帰国隊員を相手に、再就職の斡旋を行わずに済むのでありがたい。

正直、現職参加制度に応じてくれる民間の会社は従業員数100人以上だろう。
多くは1000人以上の大所帯の所じゃないだろうか。なぜなら、従業員数10人の
会社が25-35のバリバリの働き手をおいそれと2年も出せるはずが無いから。
「社会貢献」という名目が掲げられる余裕がある所だけ。

日本人はまじめだから、会社に迷惑をかけたくないと、現職参加を
許してくれるような会社を辞めてきたりする事もある。自分にプレッシャーを
かけておきないのだろうけど、私からするともったいない。

回りの現職参加の皆様は、やはり私などの無職参加と違って、
目の前の事に集中できている気がする。活動に、旅行に、趣味に、
帰国間近でもどんどんやれている。

進路が決まっていないと、いろいろな可能性を見てしまう。
何ができるか。これまでと同じような仕事を探すのか、それともここで得た
経験を基に他の可能性を探るのか。何の目的で探すのか、生きがい?お金?

途上国に生きると、益々お金のために生きる事に違和感を感じるようになる。
高給取り?魅力的?なんだかなぁ。

私は2007年9月にIT関係の仕事を辞めて、いろいろと可能性を探ってきた。
しかしながら、どうしてもこれがしたいという他の業種は見つかっていない。
日本に戻る頃には、IT業界から離れて4年半になる。年齢も考慮して、
たぶん、雇用してもらえるギリギリの境界線になるだろう。
独立してやっていくにも、ギリギリだと思う。

んー、悩みは尽きない。


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