2011年12月27日火曜日

なぜ青年海外協力隊が叩かれるのか

現在派遣されているボランティアの数は3000人を超えるぐらい。
噂では一人にかかる予算は2年間で1000万円。ってことは1年500万。

3000人×500万=1500000万=150億

本当に単純計算で150億円。


財務省のページに予算関連が載っている

平成23年度 財政法第46条に基づく国民への財政報告
http://www.mof.go.jp/budget/report/46_report/fy2011/h23c.htm

財務省所管ODA予算
http://www.mof.go.jp/international_policy/economic_assistance/oda/oda_budget.html

これらによると、JICAの予算は1,457億円らしい。
JICAの一部である青年海外協力隊事業にかかる費用は約10分の1程度。

コンピュータのプログラムを書く時、実際によく使われる動作部は2割で
後の8割は使われない部分になる、と言われる。

JICA予算も同じで、とっても金がかかる事業は他にあるだろう。
しかしながら、そこが青年海外協力隊事業ほど叩かれる事はない。
他を削減すれば協力隊事業の150億ぐらい削減できるかもしれないのに。

では、なぜ協力隊が叩かれるのか。それはきっと叩きどころが分かりやすいから。
討論になれば必ず勝てるので議員は見た目がいい。受ける側も他の予算が
より多い事業に焦点を当てられず、規模の小さい予算の削減で済むから。
だと私は感じている。

最後に青年海外協力隊の総括調査表なるものがあったのでリンクを貼っておく。
http://www.mof.go.jp/budget/topics/budget_execution_audit/fy2010/sy220629/2206d_11.pdf

ちなみにODA全体の予算は5,727億円。
1兆円の頃もあったので、半分ぐらいまで減っている。
でもドル換算(120円の時期と今の80円を比較)するとそれほど変わってないのかもしれない。

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