2011年7月6日水曜日

ボリビアで1ドル以下で暮らす人々

最近、「1日1ドル以下で暮らす」という表現で貧困を表す場面が増えている。
日本で暮らしていれば、1日80円で暮らす事は、かなり驚異的にみえるだろう。
日本じゃ暮らせる金額ではないのは確かだ。家賃、食費、学費、冠婚葬祭、
税金、様々な場面でお金がいる。1日1ドル、1ヶ月30ドル、1年365ドル。

ボリビアは南米で一番貧しい国と言われており、1日1ドル以下で暮らす人も
南米で一番多い。

Página Siete

26% de la población boliviana vive con menos de $us 1 al día
ボリビア国民の26%が1ドル以下で暮らしている

http://www.paginasiete.bo/2011-06-29/Economia/Destacados/9Eco002291.aspx

26%。新聞によると、それほどの人が1ドル以下で暮らしているそうだ。
ラパスに住んでいると、この数値は驚異的に感じる。そんなにいるのか?と。

1ドル以下ということは、既に家に住むのは無理。冬は極寒のこの地では
家が無いと凍死する事もありうる。冬のシェルターがあると聞いたことがあるが、
そんなに大量の人間は収容できないだろう。どこにそんなにいるのだろうか。
田舎と都市の収入格差は大きな社会問題になっているので、田舎では
たくさんの人が1ドル以下で暮らしているのかもしれない。しかし、
人口の26%という数値は、都市部にもこの金額で暮らしている人がたくさん
存在するという事になる。しかし分からない。私に見えないだけなのだろうか。。。

ちなみに、ここは昼飯が1ドルで食べられるぐらい食品が安い国で、
贅沢を言わなければ胃を膨らませる事はできる。食品が安いからか、
街で見る一般的なボリビア人は一般的な日本人よりかなり太っている。

大都市から遠く離れた場所で農業をしている人たちは1ドル以下で暮らす
のはそれほど大変ではないだろう。彼らは家賃を払う必要もないし、
食料は自分たちで調達する。裕福ではないが、貧困というイメージからは遠く、
しっかりと生活をしている。生活にお金はかからない。ただ、最近は
気候の変化で雨が必要な時に降らなかったり、大雨で洪水になったり、
日照りが続いたりと、農業を続けていけないようになっているかもしれない。

さて、とりあえず新聞のニュースは信じがたい事実なので、
一度知り合いのボリビア人に事実確認をしておく必要があるだろう。
何か新しい発見があるかもしれない。

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