2011年7月23日土曜日

地元からの執筆依頼、ボランティアの日常

徳島から4度目の執筆依頼が来た。今度は徳島人という雑誌らしい。

だいたいどこも似たようなものだと思うが、「ボランティアとしての
生活を赤裸々に書いて欲しい」、というのが多い。しかしながら、
ボランティアの中ですごく活動できているという人は少ないので、
この赤裸々というのはとても表現が難しい。

山本敏晴さんのブログより
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青年海外協力隊の良し悪し 5,455字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/51901806.html

1.思うような活動が、なかなかできない。
自分が思ったような活動ができた、と言うケースは
全体の1割程度。
8割りは、なかなか思うような仕事ができず
悩みながら、もがき苦しみながら、ともかく2年間、
現地でがんばった、というケースが多い。
最後の1割りは、行って早々に、がんばることを諦め(あきらめ)
2年間、ずっと遊んでいる人々もいる。
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私も8割の部類に入る。しかし、報告書や人に見てもらう雑誌の
執筆依頼などは、それなりの事を書きたくなる。自分の立場だけでなく、
JICA徳島や編集者の立場も含めて考えると、あまり情けない事は書けない。

私の職種はコンピュータ技術で、その中でも特別、足りないものが見当たらない
環境にいる。私はいかにも活動していますといった写真を持っていない。
何故かというと、そういった写真を撮る機会がないからである。この職種で
ありがちな写真は、教室の中でPCの使い方を指導をしていたりするのだが、
今の場所でそういった指導をする事は無い。

何枚かはちゃんと職場の写真があるのだが、それらは誰かの誕生日のお祝いを
していたり、クリスマスだったりと、みんなでお祝いをするときのものである。
職場の同僚たちにはとてもよくしてもらっており、仲はいいので、記念撮影は
よくするのだが、活動中の写真となると皆無。

「活動中の写真はありません」ではさすがに資料を受け取る側も困ると思うので、
ボリビアという国を紹介する事に力をいれるようにしている。
例えば、今の時期は踊りが毎月あるので、私が参加しているボリビアの
伝統的な踊りに関するネタを書く。これは写真も派手で見栄えがいい。

他にも、自然災害に遭った人たちへの支援や日本の地震のチャリティーなど、
活動以外の事なら赤裸々に語りたい事はたくさんある。2年間も途上国で住んで
いれば、色々な出来事があり、話題には事欠かない。

執筆依頼があれば必ず受けるようにしている。半分はボランティアの
義務だと考えているので。しかし、書きながら自虐的になることもあり、
色々と考えさせられる事になる。でも、その繰り返しが自分にとって
最終的に良いものになるだろう、と思っている。

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