2011年6月16日木曜日

旅行する事のない人たち

青年海外協力隊に参加して、現地に来て、ほとんどの隊員は、きっと
現地の人と職場の人と同じような生活をしたいと思っているでしょう。
現地の料理を食べ、同じような家に住み、同じように余暇を過ごす。

ほとんどの隊員が現地に溶けこみ、望んだ通りの生活をしていると思います。

JICAボランティアが派遣される場所は比較的安全な場所が選ばれるので、
必然的にある程度ちゃんとした生活ができる場所になります。
食べ物もあり、家もあり、趣味もある。そういった中で現地の人と
同じような生活をしていきます。普段の生活は本当に遜色ない生活と
呼べるものになります。

そんな中で私が感じる大きな現地人との生活の違い、それは旅行です。
こちらの人はほとんど旅行をしません。海外旅行は一生行かない人が
ほとんどです。

そんな中、ボランティアというのはよく旅行をします。それは、
その国のことをもっとよく知りたいからなのですが、一生海外旅行を
することのない現地人からすると、既にボランティアというのは
異質の存在になるだろうなと思います。

この国の人が海外旅行に目を向けられる収入というのは、きっと
500ドル以上平均で稼げるようになららないといけないのでしょうが、
現在の所ラパスで200ドル、地方で100ドルの収入と言われている今では
生活の一部に組み込まれることは無さそうです。

2008年にボスニア・ヘルツェゴビナを旅行した際に、現地の人に
言われました。「そもそも海外に行くにはビザが降りない。
たくさんの国にビザ無しで行けるあなたたちがうらやましい。」

ヨーロッパ旅行記(ただの宣伝)

ただ、ボリビア人も海外に行くことはあります。
日本に、チリに、アルゼンチンに、ブラジルに、ペルーに。仕事を求めて。

2 件のコメント:

  1. 初めましてsugiXと申します。
    いつもブログ興味深く拝見させて頂いております。

    私は世界各地に二ヶ月以上滞在し、そこで受けたインスピレーションを元にものつくりをすると言うデザインプロジェクトを行っております。

    Smile Park design project : http://smile-park.com/
    profile:http://smile-park.com/message/

    これまでに、中国南京(12ヶ月)、ラオス(2ヶ月)、パプアニューギニア(2ヶ月)、スタン(ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタン、カザフスタン)(2ヶ月)と滞在し、ものつくりをしてきました。
    次のprojectはボリビア。約2ヶ月の滞在を予定しております。

    ボリビアについて情報を集めていたところジュンさんのブログを発見しまして、現地の様子を興味深く勉強しておりました。
    私は今月22日にラパスに到着する予定です。もしお時間ありましたら、是非ボリビア事情をお伺いしたいのですが。お時間などありますでしょうか?

    コメント欄に長々と申し訳ありませんでした。
    何卒よろしくお願い致します。

    sugiX

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  2. コメントありがとうございました。

    メールにて返信しました。

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