2011年11月28日月曜日

混血の無い国

日本で日本人を捕まえて血のルーツを聞けば、そのほとんどは日本国内だろう。

アメリカ人は移民がほとんどで、ルーツがわからない人もいる。あと200年もすれば、
マルチカルチャーが進み、更なる混血の国となっているだろう。
カナダやオーストラリアも似たようなものだろう。ヨーロッパも途上国からの
移民などで純血はどんどん減っていると思われる。

南米も侵略の歴史ありで、ヨーロッパから、たくさんの人が流れ込んでいる。
しかし、侵略から何百年も経っているのにここボリビアではインディヘナの純血が
今もまだ65%を越えているそうだ。

日本人には純血率が高い事を誇りに思っている人もいるだろう。日本人とは何か、
その文化を現し、唯一の保有者と感じられるからだと思う。ボリビア人からは純血に対し
それほど強い誇りはまだ感じられないが、根底には同じような感情が存在するのではないか。

確固たるインディヘナという混ざり気の無い人種が形成しているこの町に暮らすのは、
自分が何者であるのかという事を強く感じさせてくれる。こういった感情は、
混血の進んだ、人種的な壁が無くなりつつあるアメリカやカナダでは起こらなかった。

世界ってのは広い。
自分の知らない事が世界中にある。
たくさんの経験をさせてくれる協力隊に感謝。

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