また1通のメールが来た。今度はアフリカ同期隊員の帰国。理由は健康上の事らしい。
それにしても、任期を全うできずに帰国しなければならない隊員が多い。
私が知っているだけで7件を超える。私が知っている隊員はせいぜい200人
程度だと思うので、常時2000人派遣されている中で考えると2年間の任期では
その10倍である70人ほどが任期短縮による帰国をしているのではないかと思う。
活動がうまくいっている隊員もいれば、活動以外に力を入れている隊員もいる。
現地のためにまだまだしたいことがる隊員もいれば、早く日本に帰りたいと嘆く隊員もいる。
しかしながら、どんな隊員にとっても任期短縮は辛いことである。色々な事が頭をよぎる。
任地への想い、突然の仲間との別れ、全うできないカッコ悪さ(自分の心の中で)。
なぜ自分だけが、と思ってしまう事もあると思う。
これまでの経験上、それは突然やってくる。誰も予期していない事が起こる。
誰も任期短縮で帰りたいなんて思ってはいない。しかし、突然心をエグルのである。
残って活動する者にとっては帰る者にかける言葉もない。いや、どんな言葉をかけても、
白々しく聞こえてしまう。
これだけたくさんの人を見送ってきていても、やはり任期短縮は自分とは関係のない事に
思えてしまう。何故だろうか。残り半年を無事に終えることができると思っている。
次は自分の番かもしれないのに。
ただ、今回の隊員の帰国は、半分は幸運な事だった。
JICAに感謝。
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