2010年12月30日木曜日

驚きの国、ボリビア

これまでの9ヶ月意外にもボリビアという国は平和な場所だと感じていた。
過去数年間目立った事件も無く、よく目にした異常事態というのは
地域が国に対して要求する際に行う交通閉鎖だった。それ以外は大した
デモや闘争などは無く、都市部に住んでいる分にはとても静かな場所だった。

それが、今回のガソリン、ディーゼルの補助金解除騒動で一変。
今、ラパスの街には交通機関が走っていない。とても静かだ。
テレビを見ると、エルアルトとラパスを繋ぐ道で交通閉鎖が行われており、
そこでは怒った国民が警官に石を投げている様子などが映っていた。

石油の値が上がった関係で、全ての商品の値段が上がっている。
いわゆるインフレ状態だ。同じ商品が1日で20%以上高くなっている。

政府からの発表は突然で、それを聞いた国民が混乱する事は明らか
だったはずだが、そういったことが平然と行わる。そして、その後の
会見でも大統領は一歩も引く姿勢を見せず強気だ。

日本であれば交通事故のように突然やってくる痛みなど国民に要求
しようものなら、政権はすぐに沈むだろう。だいたい病人のように
徐々に悪くなっていくのが日本だ。

国の舵の取り方の違いを肌で感じる事ができたのは、これからの
国際協力活動に大きく役立つと思う。

今回の出来事は本当に驚きました。

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