こんにちは、山本さん。
ボリビアの現状について私のわかる範囲でお答えします。
今回の政府からの燃料費への補助金カットの発表は突然の事でした。
そのため、ボリビア国民も前日に知らされ、各地のガソリンスタンドは
大混乱で、終わりの見えない車の列ができるほどでした。
ガソリン価格が上がった翌日は全ての交通機関のストライキが
始まるはずでしたが、こちらで主流のミニブス、ミクロは
いつもの1/5程度の数が走っていました。またタクシーも
個人が普段の半分ぐらい、無線は1/5ぐらいが走っている印象でした。
長距離バスはどのようになっているかわかりませんが、
他の隊員によると走っているが数が少ないとの事です。
ただ、こんな事態の中でもラパスでの雰囲気は普段とそれほど
変らず危険を感じるほどではありません。ミニブスが1.5から2へ
値上げ、タクシーは倍の値段になったので、それに対する
不満をぶつぶつ言う人がいるぐらいです。
地方の情報は入ってきませんので詳しくはわかりませんが、
これまでの経験からすると、都市部とはまったく異なる行動を
取る可能性があります。
記憶に新しいのは8月にあったポトシの交通封鎖です。この時は
1ヶ月近くポトシの中に入る事も出る事も不可能になりました。
観光客もみな閉じ込められつづけ、封鎖付近へ行くと
石を投げられて追い返されるという事もあるようでした。
ちなみに、ボリビアのJICA事務所は今回の事態を重く見ており、
全ての隊員に対して年末年始の旅行計画を中止するように
通達を出しました。また、事態が収まるまで任地待機を
するように指示しています。他にも任国外旅行で1週間ほど
ボリビアに滞在予定だった他国隊員も、着いた翌日に
この事態に巻き込まれ、その翌日に帰国するよう指示されました。
1月22日に事態がどうなっているかはわかりません。
こういった国ですから、何事も無かったように収まるか、
政府が国民の要求を呑むまで悪化していくかもしれません。
旅行計画の時間が許すのであれば、年始数日後まで様子を
見てみるのがよいかもしれません。特に陸路でのラパス入りは
危険を伴うかもしれませんので、気をつける必要があると思います。
さっそくのお返事をありがとうございます!
返信削除「アンデスから始めよう」(http://andino.blog26.fc2.com/)もだいたいチェックさせてもらっているのですが、日本ではほとんどといっていいくらいボリビア情報が少ないのです。
やっと外務省の海外安全HPに載りました・・・。モラレス大統領の訪日もチラっと報道されたくらいですもんね。
もしもしジュンさんにご迷惑でなかったら、公開はあまりされたくない質問があるので下記のアドレスに空メールをいただいてよろしいでしょうか?
yamamotoekekoここにアットマークをお願いしますme.com
ご迷惑をおかけするのは私も不本意ですので、よろしかったらのお願いです。
情報をどうもありがとうございました。