2012年1月18日水曜日

2年間、ただ暮らすだけで語学は伸びるのか

答えはNO。協力隊員は様々、語学の伸びも様々。

語学の才能に溢れる人もいて、自分とは出来が違うと肌で感じる事もある。
ただ、語学ができると言われている人は、それだけ語学に費やしている時間も多い。
努力を惜しまない、というより、普段の生活の中に語学を使う機会を組み込んでいる。

毎日家でNHKを見て、他ボランティアと日本語を話していれば、
毎日ローカル番組を見て、現地人と会話している人との差は少しずつ開いていく。

でも、NHKを見たり、日本語を話したりする事自体はそれほど問題ないかもしれない。
ボリビア隊員の中でずば抜けた語学の能力を持ってた人は、日本人の恋人がいた。
問題はきっと生活の中に現地語をどれだけ組み込むのかだろう。
そして、そういった意識をどれだけ保てるのか、それが難しいところ。

自分の語学能力を測るのは難しいが、たぶん真ん中ぐらいだと思う。
英語能力がある分、他の隊員よりスペイン語を学ぶアドバンテージはある。
たまに「英語ができるから」と他の隊員に線引きをされてしまう。

語学の能力とはきっと頭の良さにはそれほど関係ないものなのかもしれない。
物事を順序良く分かりやすく説明したり、面白い事を言ったりするのは別の能力で、
単純に言葉をしゃべる事自体は皆大差なく学べる事なのではと思う。

高校受験時には250点しかなくて志望校にいけず、大学受験時には受ける大学がなく、
海外に逃げて、そこから少しずつ積み立てて、英語を学び、コンピューターを学んだ。
積み重ねのおかげで、仕事にも就くことができたし、協力隊に来ることもできた。

頭がいいとかではなく、毎日の小さな積み重ね、環境作りへの努力が、
語学の伸びに関与してくるものだと感じてならない。

1 件のコメント:

  1. そうですね。僕もそう想います。要はどれだけ、現地人と話して、会話をしてるか。だと思う。「コミュニケーション」これも立派は活動だと僕は思います。

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