2011年8月10日水曜日

活動先の好意による授業。もちろん無料。

これまで何度か書いてきたが、私の活動先の国立統計院は非常に設備が整った場所で、
きっと協力隊員の中でも1-2を争うほど先進的な場所だろうと思う。

この活動先で先月半ばからある取り組みが始まった。統計院の全体のレベルアップを
図るため、様々な仕事に関連する授業のコースを用意し、無料で受けさせてくれる、
というものだ。

我がインフォルマティカ(情報局、システム課)も例外なくこの制度を受けており、
月曜-金曜が7:00から9:00(仕事の始まりは8:30なので、毎日1時間近く遅れる)、
土曜が8:00-13:00に授業がある。平日の授業の間には休憩が10分ほどあり、
コーヒーや紅茶と何か1品の食べ物が用意される。もちろん無料。

このコース、私はボランティアということで遠慮していたのだが、8人定員の
コースに「空きがあるのでJUNも来いよ」と誘われ受けることに。毎朝6時起きで
授業を受けに行っている。今受けているのは「Windows Server 2008 R2」という
コースで、2ヶ月半の間にだいたい3つのコースがあるそうだ。先進的な内容を
教えられる教育機関が少ないボリビアで、このコースを受けられるのは
今通っている機関だけらしい。自腹で受けると3000ドルそうだ。

ボランティアでこれだけいい思いをしているのは私だけではないだろうか。

授業はスペイン語で行われていて、理解出来ない事も多々あるのだが、
テキストは英語なので内容はそこから補完できる(英語は結構できるので)。
そしてコース自体はかなりいい。

[ちょっと専門語含む]
日本で仕事していた時はLAMPに偏った開発者だったので、Windows Serverに
関する知識はあまり無かった。そのため、いい感じで知識補完ができている。
(ドメインとかフォレストとかユーザ管理とかポリシーマネージメントとか)
(WindowsはVisual StudioのVC++なら多少やっていたことがあるぐらい)
Windows Serverがサーバとしてかなりレベルアップしてきているんだなと感じた。
益々企業のユーザ管理はWindowsベッタリになっていくんだろうなと。

この広いITの世界でプログラマとしての自分の立ち位置についても見つめ
直す必要性がありそうだ。エリアを絞ってこれから伸びる所に力を入れて
知識を広げていかないと、尻すぼみの部分に陥ってしまうと後戻りする事すら
困難な未来がそこにある。これは多くの協力隊に参加しているPCインストラクターや
コンピュータ技術の隊員にも当てはまるだろう。

残り7カ月半、そろそろ帰国後の事も考える時期かな。

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