2010年10月23日土曜日

年2回の公務

青年海外協力隊として派遣される期間に、年2回必ず行われる安全対策協議会
という行事がある。この行事はその名の通り、この国でどのように安全を確保
するかというのを話しあう。

参加者はJICAボランティアのみならず、JICA職員や専門家など、JICAと
関わる全ての人が対象となる。この行事は公務であるため、JICAから招集
命令が出され、それを元に活動先に休暇許可をもらう。移動にかかる費用や
宿泊費などは全てJICAが負担する。

通常公費を使う際は事前に申請が必要だが、この時は自動的にかかった経費を
請求できる。今回の私の例で言うと、ラパスの町から空港までのバス代、
空港使用税、サンタクルスの空港から町までのタクシー代を経費として請求した。
航空チケットとホテル代は事前にJICAが準備してくれるため、自分で何か
支払う必要はない。

公務として移動命令が出されるのは他に中間報告会があり、またこの
中間報告会と帰国報告会へのオブザーバーとしての公費での参加が1度だけ
認められており、これらの経費は全てJICAが持ってくれる。

もちろん、活動中に生じる経費があれば、現地業務費申請などを行うのだが
私はまだ一度も利用したことがない。職種によってはよく申請することになる。

普段の生活では、移動は飛行機ではなくバス、宿泊はホテルではなくホステル
を利用するため、公務出張はいつもと違う雰囲気を味わえる。それゆえ、
いつもは時間をかけて安い手段を捜すが、この時は何の抵抗もなくタクシーを
利用する。通常はこの時でも4-5人で相乗りして移動するが、隊員の中には
1人で乗っても経費が出るので、1人で乗る人もいる。まぁ、タクシー代は
空港と町への移動で結構距離もあるが50ボリビアーノ(700円)ぐらいなので、
普段からタクシーを使って移動する人も多い。

次の公務出張は半年後だ。

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