2010年9月23日木曜日

途上国の怖さとは

日本にいる頃の途上国へ行く際に抱く、日本では体験しない危なさの
イメージは強盗や殺人などであった。海外に住んでいた事はあるが、
途上国には行った事がなかったので、漠然としたイメージしかなかった。

私は今南米で1,2位を争う貧しい国にいる。まさに、途上国の危険
というものを体験できる場所にいる。自分はまだ危険な目に合った事は
無いが、JICAの関係者が何らかの犯罪に遭うと、その内容が送られてくる。

イメージ的には2週間から1ヶ月に1度、誰かが何らかの被害を受けている
ように思う。特に多いのはレストランでの置き引き。ただ、気をつけていれば
だいたい防げる犯罪ばかりで、被害にあったこと無い人もいる。

一人暮らしを始めて怖いなと思うようになったのは、野菜に付いた残留農薬。
先輩隊員が言うにはボリビアでは際限なく農薬を使うのでよく洗ったほうがいい。
トマトの皮は剥いて食べたほうがいいなど。ただ、農薬は見えないので、
あまり気にせず買ってしまう。基本的に自炊をしているので、メルカドで買い物を
しているのだが、虫が食ったりしてるしそんなに農薬が付いてるようにも思えない。

化学物質はひょっとしたら体に蓄積されていき、体から抜けないのではないか
など、日本で気にした事無いような事が怖かったりする。将来、体に何らかの
影響が出るんじゃないかと。

半年住んだ感想は、ボリビアでは強盗に遭うより農薬の方がよほど怖い、と思う。

2 件のコメント:

  1. そういうのは、日本より、途上国のほうが怖いのね。。。
    言われないと、すぐに気づかなかった。

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  2. そうなんよね。自分と関係ないところでは
    出産に関する事なんて本当に怖いみたい。
    すごく死亡率が高いって。

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