私を基準に考えてみました。
■ 出発3ヶ月前の事前研修。
PC隊員のための事前研修。東京で2週間。ウィークリーマンションに
泊まり、ウチダ人材開発という、コンピュータに関する研修を行っている
機関へ通う。
ウィークリーマンションの支払いはJICAが行っているので実際には
いくら払っているかわからないが、定価では1泊8000円ぐらい。
1泊5000円で契約していたとしたら7万円。
研修費、多分一人10万ぐらい。
交通費、家までの往復で4万円ぐらい。
確か日当が1500円で2万円ぐらい。
合計約23万円。
■ 出発2ヶ月前の訓練所での研修。
ごく一部の隊員を除き65日間の派遣前訓練が行われる。
訓練専用の施設を二本松と駒ヶ根に持っている。
JICA所有の物件なので宿泊費用は考慮しない。
ただ、施設運用には民間企業を利用しており、
食事、清掃、警備などを委託運用している。
そのためそれなりに費用がかかっていると思われる。
また施設運用の他に大きなパートを占めるのが
語学訓練を行ってくれる先生方への給料。
半数ほどが専属の先生で、その他が民間企業からの
派遣らしい。これらがいくらになるかは分からないが、
先生方の生活の自由度が低く、教えるスキルに
相当高いレベルを求められるため、給与は結構
高いと思う。そんな先生達が4-6人の生徒だけを
対象に授業するのだから人件費は相当なものだろう。
先生の給料を800万と仮定し、年4回、平均5人を
教えるとすると1人あたり40万となる。
施設使用料は民間企業スタッフが約15名ほど。
研修を受ける人は一回に約200人で4回。
スタッフへの平均支払いが年間600万だと仮定すると、
15人で年間9000万円。これを800で割ると11.25万円。
その他、OBのサポートスタッフが契約社員として20名ほど
雇われており新隊員の世話をしてくれる。
これに加え、光熱費や食費などで1人30万ぐらいはいくだろう。
訓練所までの交通費も全て出る。往復5万円ぐらい。
合計75万ぐらい。
■ 任国へ出発
手配は旅行会社にお任せで、ボリビアまでの旅費70万。
徳島→羽田→一泊→成田→シカゴ→マイアミ→ホテルで休憩→ラパス→サンタクルス
合計70万
■ サンタクルスでの語学研修
3週間サンタクルスに滞在し、語学訓練を行った。
この頃から現地生活費が出るが計算は後に回す。
ホテル代約6万。
■ ラパス赴任
飛行機代 1万5千円ぐらい。
■ 安全対策会議、中間報告会、帰国報告会などで必要な経費
半年に一度全ボリビア隊員が集まって安全対策会議を開きます。
また、赴任1年後に中間報告会、2年後に帰国報告会を行います。
この際、交通費と宿泊費が出ます。
もろもろを合計すると2年間で 約10万ぐらい。
■ ラパスで支給される費用月額
住居費 200ドル ボリビアで個人差あり
生活費 365ドル ボリビア一律同じ
年間合計 5780ドル
2年間で 13560ドル 約 135万
■ 積立金
毎月 9万9700円
年間 約119.5万円
2年間 約239万円
■ 出発準備金
約35万
■ 派遣前訓練中の積立金
月額約5万
2ヶ月で10万
■ 健康管理費
約 3万
■ 帰国費用
まだ分からないが来る時と同じであれば70万
■ 隊員をサポートしてくれる調整員の費用
調整員1人で10人~20人の隊員の面倒をみている。
調整員はボランティアではないので給料をもらっているはず。
隊員1人あたりにかかる費用は2年間で50万ぐらいと仮定
■ 隊員連絡所や現地活動費
国によっては隊員連絡所という隊員が使える施設がある。
ボリビアの連絡所は一軒屋。費用はJICAが出す。
現地活動費は様々な形があるが、JICAに申請して
必要なものを買ってもらったりする。私の場合、本を何冊か買ってもらった。
平均5万ぐらいか。
■ ■ ■
23万
75万
70万
6万
1.5万
10万
135万
239万
35万
10万
3万
70万
50万
5万
合計 732.5万
簡単な計算で722.5万と出た。1000万ってのもいい線行っている。
ただ、現職参加の隊員などはこちらへ派遣されている間もJICAが
給料の8割を負担している場合がある。その場合、積立金の239万は
もらえないが、500万の給料であれば2年で800万をJICAが支払う。
民間からの現職参加はそれほど多くなく、教職員が多い。
もし、現職参加へ支払う金額が相当な割合を占めていれば、
平均1000万は軽くいくかもしれない。
しかしまぁ、結構な金額が使われているね。
税金を納めてくれている方々のためにも、
がんばって活動していきたいと思います。
すげー。よく計算したなぁ。
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