青年海外協力隊の春募集がありました。
http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/
これによると1109人の要請に対し1550人の応募者があったようです。
去年から応募人数が落ち込んだようですが、今年も去年と同じ水準になりそうです。
去年
青年海外協力隊、応募者数が大幅減 震災など影響か
以前はこんなにはっきりと待遇を書いていなかったと思いますが、今は待遇について詳しく知る事ができます。
待遇と諸制度
平たく言うと、
・渡航費出します
・現地で怪我した時の医療費出します
・生活費出します(国別で1ヶ月280~760米ドル程度)
・住居費出します(その国で決められてる上限まで)
・もろもろ手当て出します(無職・雇用保険無しで月8万5千円)
こんなところです。
基本的に一部の職種を除けば、要請数よりも応募者の方が少ない職種がほとんどです。
職種 要請数(応募数)
村落開発普及員 78(256)
青少年活動 28(232)
環境教育 33(95)
日本語教師 35(108)
などが要請も多いが応募も多い代表格
我がコンピューター技術は36の要請に対し35の応募。
私が応募した時も同じぐらいの数でした。
経験上1次では健康面などで1-3割程度が落とされます。
そのため1次をパスすると、リストにあるほとんどの職種では
人が足りないため受かりやすくなっています。
現在JICAでは、より良い人材を求め、現職参加制度を推しています。
世界に出ようとしている企業にとって、海外を知る社員が欲しいところです。
能力のある人をいきなり取ってくるのは難しく、社内で育てるのもまた難しい。
そんな企業の人材に2年間ボランティアとして参加してもらい、
JICAとしては優秀なボランティアを呼び込め、
企業としては海外へ出るための人材を育てる事ができる、
そんな仕組みを検討しています。
日本では留学生を積極的に採用して国際競争力を高める準備をしている企業が増えています。
国際化が進んでいる中、これはなかなか面白い提案だと思います。